予想しない競馬ブログ その② #買えない馬券(芝単勝基本編)
みなさんこんにちは。
おぼろです。
今回は具体的な条件で母集団を絞っていくのですが、使うのは単純な条件のみにしようと思います。
単純な条件だけで絞り、その後複雑条件で絞るという2段構えで。今回だけで回収率90%いければ万々歳かな、と思います。
まずは芝について見ていき、次回はダート、という感じでやっていきます!
前回のブログで予想をしない上で判断材料にするものには3つの条件だと話しました。
- 十分なサンプル数がある
- 一時的なものではない
- 穴に左右されない
これらを満たす条件を見ていこうと思います。
※買うならばこれらの要素を満たしている必要がありますが、買わない要素はその限りではありません。わからないものを買わないことは良いことです。
まず、今回は単勝から。
3つの条件でハナから対象から除外できるものがあります。
それは
穴に左右されない
穴を含めると回収率が落ちる、という面がありますが
そのロジックの妥当性が確かめられない
これが一番痛いです。
100回に1回、101倍の馬券が当たる攻略法があったとします。
確かに、この攻略法は回収率100%を超えるので素晴らしいです。
が、平均100回100倍超の馬券を買ってようやく平均1回あたるというのはロジックの正当性を確かめるのに何年もかかってしまいます。
一時的な傾向ではないものを判断材料にするのが目標ではありますが、あくまでそれは目標。その妥当性の確認は都度行わなければいけないと考えます。
よってイテレーション(反復)して正当性を確かめられるようなオッズのものを対象にします。
TARGETで調べてみると
- 直近10年で単勝オッズ20倍を切る馬
のトータル勝率は14.0%
でした。約7回に1回当選しますね。
これなら週末の2日間で買い目が少なくても1回程度は当たってくれそうです。
回収率も81%、と前回みた実際の単勝の払い戻し率73%を大きく上回っています。
また、どこか一時的に回収率が高い年があるのではかいかという疑問についてはそうではなくて、以下のように毎年ほぼ同じ数値を推移しており、サンプル数も20万超と十分そうです。(サンプル数の十分さについてはまたいつか触れます。)
よって穴(単勝オッズ20倍以上)の馬は買えない馬、とすることができました。
このように少しずつ、条件を足していくので以降は買えない馬、を除外したデータで検証していきます。
馬齢を見ていきます。
7歳以上が異様に低いですね。これはバッサリいってよさそうです。
バッサリ言った結果・・・
1%上がりました。
この調子であと20個見つけよう()
続いて、人気です。
ここでは1番人気が
- 人気順に並べたときにみんなの目に留まる
- 解説などが強調してしゃべる・注目を浴びる可能性が高い
- オッズが低いと小数点切り捨ての不利を受けやすい
という仮定をもって疑ってかかります。
1番人気、母数が多くて回収率が低いですね!
これは一時的なものでないか、みていきましょうか。
1年だけ82とそれなりに高いですが、勝率がかなり高いことが起因していそうで、1番人気であることのうまみ、はそれほどないように感じます。
ばっこりいっちゃいましょう!
やったーもう1%あがったー()
ただ、勝率が大幅に下がりましたね…。10%だとギリ許容範囲内しょうか。
ここまではそのレースの情報だけで絞ってきましたが
ここからは前走データを見ていきましょう。
前レースのRPCIを見ていきましょう。
RPCI(レースペースチェンジ指数)とは・・・PCI(前半3Fと上がり3Fのペースを比較したもの)のレース版です。つまり前半3F最速と勝ち馬の上がり3Fでを比較したものです。
詳しくは以下を参照。
第203回 ペースチェンジ指数(PCI)に注目してみよう|データde出〜た|競馬情報ならJRA-VAN
まぁ、前半と後半の3Fタイム比なので高いほうが洗礼された競馬、ということでしょうね。
この数値が低い場合も回収率が低そうなのでバッサリ。
データ数が少なかったため回収率こそ上がらなかったものの、勝率は少し上がりました。
続いて頭数。
枠連が販売されない8頭以下だと軒並み回収率低いですね。
変わらない・・・まぁ多少はね!
続いてはキャリア。
これをみるとキャリア2戦、3戦の回収率がかなり低いです。
0戦は新馬(未出走の未勝利戦も含む)なのでまぁよしとして、1戦、2戦は勝率も低いですし、勝負仕様ではないということでしょう。
ここを外すと
久々に1%あがった。
めげずに行きましょう。
続いて前走脚質
うーん前走後方待機・マクリだった馬は切れそう。
そして上がり3F1位の脚を使った馬が低いです。
これも過剰人気しやすい、もしくはおつりがないということなんでしょう。
両者削除すると
いいかんじ!
次は前走の枠番
すべてがそうとは言いませんが基本的には内有利なケースが多いため、前走1枠だった馬はいい結果になりやすいです。
馬柱をみて前走の枠番・馬番まで見て考慮できている人が少ないからか、ここは過剰人気ポイントのようです。
ここまでくるとなかなか数字が動きませんね。
したらば、最終兵器出しちゃいましょうか。
それは前走騎手。
私は以前、騎手の成績による判別は不確定要素だから判断材料にしない、と言ったかと思います。
しかし今回騎手という要素に焦点を当てるのは他でもなくその不確定要素を馬券購入者が長年暴けていないからです。
その不確定要素とは
「乗替り」
引き続き騎乗する場合が悪いわけではありません。これは同騎手だった場合プラスにもマイナスにも働かないという認識からでしょう。
逆に乗替りはマイナスに捉えられているorプラスには捉えているが過小評価であることが見て取れます。
まぁ変化を好まない国民性が出てるんですかね。ここは変化を歓迎しましょう。
乗替りor新馬で回収率88%まで持ってこれました。
年別に見てもそこまでぶれはないですし、毎年3000超の買い目があります。
週に60ほどの買い目があるので芝に限定しているのであれば十分すぎますね。
とりあえず芝単勝基本編はここまでにしておきましょうか。
とりあえずまとめ!
今回絞った条件は
今回情報
オッズ | 1.0-20.0 |
馬齢 | 6歳以下 |
人気 | 1番人気以外 |
前回情報
RPCI | 44以上 |
頭数 | 9頭以上 |
キャリア | 1戦・2戦以外 |
脚質 | 後方・マクリ以外 |
上がり3F | 1位以外 |
枠番 | 1枠以外 |
騎手 | 乗替り |
これらの条件で絞ることで
買い目点数・・・総点数252927点を36486点に
回収率・・・71%を88%に
することができました。
まだまだ100%越えには程遠いですが少なくとも単勝を買ううえですべての買い目から選ぶよりもずっと回収率の高い母集団になっていると思います。
それでは次回、ダート単勝基本編です。
それでは!